GN ポリスター工法
GNポリスター工法とは
蓄熱槽は地下のコンクリート槽である場合が多く、コンクリートの劣化や地盤沈下等でクラックが入って漏水する等、様々な問題が発生します。
対策としては、保温材付きFRPライニング工事が短期間で低価格にて実施可能と考えられていますが、保温剤の防水加工が不十分であるための保温剤剥離や脱落、及び保湿性能の低下、下地のクラックに伴う漏水及び不明水の流入が発生し、蓄熱槽の水が汚れ、周辺機器の抵抗が起こることで従来性能が大幅に低下する等、改修には熟練の技術が必要不可欠でかつ施工に工数が多くかかるという問題点がありました。
この問題を解決するものとして、独自の高強度・高耐水性・耐薬品性に優れた高防水・高断熱ボードを使用し、パネル工法での改修作業により、稼働停止時間短縮・コスト低減を実現させたものがGNポリスター工法です。
FRPの持つ特性を生かした優れた防水板を使用
高強度
鉄(軟鋼)の5倍の強度を有し、パネル接合時(二次接着)、分子結合をおこし、一体化するため高強度となる。
耐薬品性
耐酸性、耐塩害性、耐凍害性など防触性の優れた効果を発揮する。
独立発泡の断熱層は蓄熱槽の熱エネルギーを逃がしません
独立発泡(体)とは、ひとつひとつの発泡部分が独立して、お互いにくっついたシート状のものです。
※この発泡体は高密度独立発泡体ですから、高い断熱性能を発揮します。
防水板とGNポリスター工法で湧水(背面水)までもしっかり止めます
地下の常水位面が蓄熱槽より高い場合は、外部より湧水混入の可能性があります。
蓄熱槽の水質悪化により配管、機器等の腐食、地下水に生息する鉄酸化細菌(鉄を腐食する細菌)も浸入する危険性があります。GNポリスター工法は、FRPの持つ特性を生かした優れた防水板を使用することで、これらの問題を解決します。
短期工法で事業活動への影響激減
パネル工法により、高精度で品質にバラツキがない製品供給が可能であり、施工期間を大幅に短縮できるので、工事による事業活動への影響は減少します。また、現場での加工作業が必要なくなるので、ゴミの発生を防ぎ、きれいな工事現場が保てると共に、産廃処理費の削減にも繋がります。